B3向け

組込みシステム向けのAIを研究しています。TinyMLとかエッジAIと呼ばれたりします。

どんな研究をやっているかは下記の動画(5分)を観てください。

もう少し詳しい説明は研究のページにあります。いちおうYouTubeチャネルもあります。

松谷研のウリは下記のとおり。総じてコンピュータ(計算機)が好きなひと、動くものを作るのが好きなひとに来てもらえたらと思っています。


説明会日程・連絡先

2024年度の個別説明会は終了しました。来てくれたひと、ありがとう!


いろんな研究テーマ

機械学習のアルゴリズムを研究しているひともいるし、計算機を作るのが好きなひともいます。論文を書いたり、フィールドに出て実証実験をしたり、企業さんと一緒に研究成果を実用化したりしています。各自得意なこと、好きなことを伸ばすのがいいと思っています。

ところで下記はどこだか分かりますか?



手厚い新人研修

研究室に配属されると、2月中旬から5月くらいまで新人研修(勉強会)を行います。研究をするのに必要な基礎知識を身に付けます。機械学習、計算機アーキテクチャ、分散システムに関する教科書や有名論文を読んだりします。

その後は、各自の興味に合わせて研究テーマを決めます。研究テーマが一発で決まることはほぼ無く、試行錯誤を繰り返しながらテーマを決め、その後も軌道修正を繰り返しながら1つの研究として仕上げます。2024年度の卒論は下記のようなテーマでした。

  • エッジ向け向けの軽量ファインチューニング(置かれた現場に合わせてモデルを更新)
  • エッジ向け学習可能AIチップ(推論に加えて学習もできる軽量AIチップ)
  • エッジ向け3次元物体認識(低コストなLiDARセンサを使用)
  • 画像生成AIのファインチューニングや連合学習

わりと広々

研究室のメンバは26棟2階207の広い部屋を使います。26棟2階210Aは教員がいる部屋、兼、物置です。

オマケ。研究室合宿の様子。2022年度は熱海、2023年度は奥多摩、2024年度は小樽でした。


優れた研究業績

松谷研の研究成果はトップジャーナルにコンスタントに通っています。修士課程で通すひともいます。例えば、

  • IEEE Transactions on Computers (TC)
  • IEEE Transactions on Parallel and Distributed Systems (TPDS)
  • ACM Transactions on Reconfigurable Technology and Systems (TRETS)
  • IEEE Transactions on Computer-Aided Design of Integrated Circuits and Systems (TCAD)
  • IEEE Transactions on Very Large Scale Integration Systems (TVLSI)
  • IEEE Access
  • IEEE Micro
  • IEEE IT Professional

業績は奨学金に影響します。代表的な論文は業績のページにまとめてあります。詳細なリストはここにあります。

学部4年の間だけでは研究をするには短すぎるので、慶應の大学院に進学予定のひとに来てもらえたらと思っています。


社会のニーズに合った研究

社会的に重要なテーマ、研究成果の実用化に力を入れています。これは就職にも有利です。

2013年の研究室設立以来、いくつもの国プロ(政府系機関が行っている研究開発プロジェクト)を率いたり、参画してきました。おかげさまで研究資金に恵まれています。例えば、

  • JSTさきがけ ビッグデータ統合利活用のための次世代基盤技術の創出・体系化、「多様な構造型ストレージ技術を統合可能な再構成可能データベース技術」(2013年~2017年、代表)
  • JST CRESTイノベーション創発に資する人工知能基盤技術の創出と統合化、「オンデバイス学習技術の確立と社会実装」(2017年~2023年、代表)
  • JST AIP加速課題、「適応性と信頼性を両立するオンデバイス学習技術の確立」(2023年~、代表)
  • JST CREST光と情報・通信・センシング・材料の融合フロンティア、「多種演算子を活用する光ストリーミングプロセッサ」(2024年~、分担)

研究成果の実用化にも強いです。新聞・メディアで取り上げられることも多いです。例えば、

企業や学会での招待講演、基調講演も多いです。最近のアクティビティはトップページをご覧ください。